- 意識改革がポイント
- リボ払いはやめる
- 繰り上げ返済を活用!
- 借り換えを検討してみる
- 最終手段は債務整理
ある日気が付いたら、借金総額が驚く金額に!
そうなる前の対処法は?
なかなか減らない借金を、上手に返済する方法やコツをご紹介していきます。
意識改革がポイント

借金をしている人に多いのが、借金をしていることに対する意識が低いということです。
多くの人は、毎月決められた金額を支払っているだけで、その後ろに隠れている残高や利息が見えなくなっています。
また、カード1つで現金が引き出せたり買い物ができるので、借金することに慣れてしまい、借りている感覚が鈍ってしまいます。
そこで、パソコンでも手書きでも構わないので、返済計画表を作成してみましょう。
借金返済までに何ヶ月かかり、利息をどれ位支払うのか把握します。
想像以上の利息を支払っている事に驚きます。
また、返済日に遅れたりはしていないでしょうか?
約束の返済日に遅れると、遅延損害金が発生します。
殆どの消費者金融は遅延損害金を年率20%で設定しています。
例えば30万円借金していて40日遅れたら
30万円×20%÷365日×40日=6,575円
6,575円もの遅延損害金が発生してしまいます。
遅れずに返済することは勿論のこと、借りない使わない努力も必要です。
リボ払いはやめる

クレジットカードの落とし穴はリボ払いです。
一括払いや分割払いと違い、毎月少額を定額で支払っていくため、利息部分がよく見えなくなってしまいます。
クレジットカードの返済は、一括払いやボーナス一括を利用するようにします。
もし、一括が厳しい場合は、リボ払いではなく最悪分割払いにしましょう。
一般的にリボ払いは最も利息が高く、15%~18%と消費者金融なみの利率です。
実際に殆どの消費者金融では、クレジットカードのリボ払いと同じ、リボルビング方式を採用しているため、どんなに借入しても返済は定額です。
よって、真面目に支払っているのに、いつまでたっても完済しない状態に陥ってしまいます。
繰り上げ返済を活用!

借金残高を減らすには、繰り上げ返済は有効な方法です。
多くの消費者金融やカードローン会社では、約定返済額より多い金額を支払うことが可能とされています。
よって、特段の面倒な手続きも必要とされません。
例えば30万円を年率18%で月々7,000円ずつ返済したとします。
完済まで69回(5年9ヶ月)もかかり、その間に支払う利息は179,093円です。
恐ろしい利息額になります。
では、約定最小金額の7,000円に、月々3,000円プラスして10,000円を毎月返済したらどうなるでしょうか。
41ヶ月(3年5ヶ月)で完済し、支払う利息は101,523円になります。
このように、毎月少額でもプラスするだけで完済時期が短くなります。
その理由は、約定以外の入金は全て元金に充当されるからです。
元金が減れば、当然に利息も減ることになります。
毎月の追加入金が難しくても、臨時収入やボーナス時期に入金することで、相当の借金を減らす事ができます。
借り換えを検討してみる

現在の借金利率が高い場合は、借り換えを検討してみましょう。
借り換えは銀行以外にも消費者金融でも対象商品があります。
借り換えに向いているのは、次のような場合です。
- 現在の金利が高い
- 複数の金融業者から借金している
- 100万円を超える借金がある
現在支払っている金利が高い場合は、借り換えのメリットが十分あります。
一般的な消費者金融は、18%で融資することが殆どになりますが、おまとめローンになると多少金利が低くなっています。
また、ネット銀行は比較的審査に通りやすく、利用しやすいと言えます。
特に100万円を超えている場合は、更に利息が低くなる可能性があります。
- アコム:借換え専用ローン(1万円~100万円未満は7.7%~18.0%・100万円~300万円は7.7%~15.0%)
- プロミス:おまとめローン(4.5%~17.8%)
- アイフル:かりかえMAX(12.0%~17.5%)
- オリックスクレジット:VIPフリーローン(3.5%~14.5%)
- 東京スター銀行:スターワンバンクローン(5.8%~14.8%)
- 楽天銀行:スーパーローン(1.9%~14.5%)
- イオン銀行:おまとめローン(3.8%~13.5%)
また、複数の金融業者から借金している場合は、1つにまとめることで管理がしやすくなります。
それから、これは究極の借り換え方法ですが、もし頼れる親族がいる場合は、全ての借金を清算してもらい、その親族へ月々分割で支払うのも1つの方法です。
最終手段は債務整理

今現在の返済がギリギリで、繰り上げ返済も出来なければ、借り換えの審査にも通らない場合は、債務整理を検討してみましょう。
債務整理には3つの種類があります。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
任意整理
弁護士や司法書士などの法律家が、代理人として金融会社と交渉し、通常は将来利息をカットした新たな返済内容で、和解締結します。
元金のみを支払っていくため、早期に完済することが可能になります。
個人再生
主として自宅を手放したくない人が利用する債務整理になります。
住宅ローンは従前のまま返済し続け、その他の借金を大幅に圧縮できます。
但し、将来に亘って安定した収入があることが原則です。
手続きが煩雑で時間がかかるデメリットもあります。
自己破産
支払い不能状態になった場合に、裁判所に申立てして全ての借金を免除してもらう手続きです。
自宅や車などの財産を失うリスクがあり、一時的に職業制限があります。
以上は弁護士などの法律家に依頼し、手続きをする債務整理になります。
法的解決で借金を減らせ、返済が楽になることは確実です。
しかし、同時に報酬などの費用が発生してしまいます。
法律事務所によっては、分割払いが可能な事務所もあるので、そういった事務所に依頼することをオススメします。
また、条件に合えば、法テラスを利用することも可能です。
その他に、自分で裁判所へ手続きできる特定調停があります。
特定調停は、一度に複数の金融業者と交渉ができます。
調停委員と言われる人が間に入り和解交渉を進めていきますが、弁護士などの法律家のような成果は期待できません。
以上お伝えしたように、債務整理によって借金を減らせることは確かです。
初めは無料法律相談を利用し、できるだけ費用面を抑えるようにしましょう。
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