- プロミスについて
- プロミスの商品と返済
- 借金を減らす方法は?
大手消費者金融として知られているプロミスですが、意外に返済システムについてご存知のない方が多いのではないでしょうか。
ただ指定されたままに支払ってはいませんか?
借金が減らないと思っている人に、分かりやすく返済システムを解説していきます。
プロミスについて

サービスブランド名プロミスは、2012年7月に商号をSMBCコンシューマーファイナンスに変更しています。
長年プロミスとして親しまれ、知名度もあることから、現在はブランド名として使用しています。
また、同じ2012年に三井住友フィナンシャルグループの傘下に入っています。
全国に店舗や自動契約機があり、インターネットや電話でも申込みが出来るため、非常に利用しやすい環境になっています。
返済も無料で利用できる三井住友銀行ATMを始め、店舗やプロミス専用ATMは勿論のこと、メディア端末のあるローソン・ファミリーマート・ミニストップのコンビニでは無料で利用することができます。
しかし、通常の提携ATMでは1万円以下の利用で108円、1万円を超える場合は216円手数料がかかります。
プロミスは顧客対応が良いことでも人気があります。
女性専用ダイヤルなどもあり、安心して利用ができるのがプロミスです。
プロミスの商品と返済

プロミスでは、次の5つの商品ラインナップがあります。
- フリーキャッシング
- レディースキャッシング
- 貸金業法に基づくおまとめローン
- 自営者カードローン
- 目的ローン
金利は実質年率4.5%~17.8%で、同じく大手のアコムやアイフルより若干低くなっています。
通常新規の場合は高い方の金利が適用されます。
利息=利用金額×借入利率÷365日×利用日数
支払い方法は多くの消費者金融でも使用している、「残高スライド元利定額返済方式」です。
残高によって返済額が変動する特徴があります。
残高に対する返済額の割合と回数は、次のようになっています。
- 30万円以下:3.61% (1,000円未満切り上げ)~36回
- 30万円超過~100万円以下:2.53% (1,000円未満切り上げ)~60回
- 100万円超過:1.99% (1,000円未満切り上げ)~80回
例えば10万円を借入れた場合の返済額を計算すると
10万円×3.61%=3,610円
1,000円未満切り上げのため、最小返済額は4,000円になります。
ここで注意しなければならないのが、この最少返済額は、「借入直後の残高」で決まります。
その後の返済で借入残高が減少しても、最少返済額は変わりません。
しかし、更に追加で借入し、残高が増加した場合はスライドされ最少返済額が変わります。
例えば、先ほどの10万円の借入後に1回だけ4,000円を返済し、その後再度10万円借入れた場合は
100,000円-4,000円=96,000円
96,000円+100,000円=196,000円
196,000円×3.61%=7,075.6円
1,000円未満切り上げのため、最小返済額は8,000円になります。
では、実際の返済額の計算をしてみます。
20万円を年率17.8%で借入れて、30日後に1回目の返済をすると仮定します。
200,000円×17.8%÷365日×30日=2,926円(利息)
8,000円-2,926円=5,074円(元金)
このように、元金は5,074円しか減らないことが分かります。
毎月定額だけを返済していると、残高がなかなか減らないという現象が起きてしまいます。
返済日については、プロミスの場合5日、15日、25日、末日から、都合にあわせて選択することが可能です。
借金を減らす方法は?

真面目に支払っているのに、借金が減らないと感じている人が多いのではないでしょうか?
そんな時に借金を減らす方法をお伝えしていきます。
返済額を増やす
先ほどの例を使って説明すると、10万円を借入れた際の最小返済額は4,000円になりました。
契約通りに4,000円ずつ支払うと、32回で完済し、利息の総支払額は25,864円になります。
4,000円・32回(利息25,864円)
では、最小返済額の4,000円に2,000円プラスした6,000円を毎月返済したとします。
2,000円増えただけで、返済回数も12回減り、利息の総支払額も1万円余り減ります。
6,000円・20回(利息15720円)
更に2,000円プラスして8,000円を毎月返済したとします。
返済回数は僅か14回になり、支払う利息は11,417円と、大幅な減額ができます。
8,000円・14回(利息11,417円)
このように、ほんの少し返済額を増やすだけで支払う利息が減り、早期に完済出来ることになります。
その理由は、増加した分の金額は元金に充当されるため、結果、元金が減れば当然に利息も減額できることになります。
毎月の増額が難しい場合は、出来る時に臨時返済したり、ボーナス月にまとまった金額を返済すると、一気に残高を減らすことが可能になります。
借金を減らすためには、少しでも多く返済するのがポイントです。
債務整理をする
借金がなかなか減らない、しかし返済額をアップするだけの余裕がない場合は、債務整理をオススメします。
今現在は返済できている状態であれば、債務整理の中の任意整理が適しているでしょう。
任意整理は裁判所を介さないため、手続きも簡単で比較的時間もかかりません。
弁護士や司法書士などの専門家に依頼し、プロミスと交渉して和解締結することになります。
この場合のメリット・デメリットは次のようになります。
【任意整理のメリット】
- 将来利息がカットされる
- 他の人に知られずに債務整理できる
【任意整理のデメリット】
- 個人信用情報機関に記録される
- 報酬が発生する
任意整理では、通常将来利息がカットされるため、元金だけを支払って行くことになります。
よって、早期に完済することができます。
また、任意整理は官報に掲載されることもないため、債務整理が他の人に知られるリスクがありません。
しかし、個人信用情報機関いわゆるブラックリストに、5年程度事故情報として記録されてしまいます。
その間は新たな借入やローンを組むことが出来なくなります。
もしマイホームの計画や自動車購入の予定などがあれば、ローンを組んだ後に債務整理することをオススメします。
また、当然ですが弁護士や司法書士への報酬支払いが発生します。
初めは無料法律相談などを利用して、費用がどれくらいかかるのか確認してみましょう。
その上で費用対効果をよく検討し、依頼した方が良いのか決定します。
プロミス以外にも何社か借金がある場合は、他の債務整理方法も提案される可能性があります。
専門家と相談して、ベストの方法を選択することをオススメします。
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