- 【体験】普通の生活は取り戻せない!
- 【体験】子供のために・・・
- 【体験】夜逃げ屋に依頼
- 【体験】ドラマのような光景が忘れられない
- 【体験】夜逃げから1年、やっとスタート!
夜逃げは言葉の通り、夜中にこっそり引っ越すことです。
理由は多額の債務を支払えなくなって、行方を誰にも告げずに逃げるのが一般的でしょう。
そんな夜逃げに成功した人の体験談をご紹介します。
Contents
【体験】普通の生活は取り戻せない!
10年近く続けた借金生活で、とうとう借金は600万円に膨れ上がっていました。
返済に追われる毎日で、最後は闇金からも借入していました。
当然に闇金の取立ては恐ろしくて、親にも連絡が行っていたようです。
スマホで夜逃げのサイトを検索したりもしました。
頭の中が真っ白で、混乱しまくっているから、考えるどころか、ただ逃げ出すしかありませんでした。
身の回りの品だけを持って、アテもなく賃貸のアパートを出ました。
ネットカフェや野宿、どうしようもなくなって自殺まで考えました。
バレるので住民票の移動も出来ず、パチンコとか風俗の勧誘とか日雇いの仕事をしていました。
ただ、闇の中で逃げるだけの生活です。
【体験】子供のために・・・
不動産業をしていて、事業に失敗してしまい750万円もの借金をかかえていました。
自分だけではなく、妻名義でも借金をしていました。
同業者から、やり直せるチャンスをもらったにも関わらず、諦めきれずに借金を重ねました。
住宅ローンを支払い中でしたが、一軒家を持っていました。
ところが、返済できない代わりに、見知らぬアジア人が次から次に来て、家の中がぎゅうぎゅう詰めになりました。
どこにも居場所がなくなって、私たちは5歳の子供と子供部屋に寝ていました。
最後は「子供の学校へ行くぞ」の脅しで、夜逃げを決意しました。
夜逃げのプロがいるとは聞いていましたが、実際にはそういう所への連絡もできないものです。
必要な物をまとめて、子供を連れて本当に逃げるように、全く知らない土地へ向かいました。
普通の暮らしとは言えませんが、あの時の酷さを思うと、まだいいのかもしれません。
小学校入学には住民票も必要になりますから、どうしたらいいのか悩んでいます。
【体験】夜逃げ屋に依頼
闇金からお金を借りてしまい、気付くと利息がとんでもないことになっていて、払えなくなりました。
借金取りも毎晩訪れては脅迫に近いことを言ってお金を催促する為、毎日夜が来るのが恐ろしい日々でした。
妻と相談しましたが、堂々巡りでいい案が浮かんできません。
解決策を求めて本屋で雑誌を見てみると、夜逃げ体験話というのがありました。
その雑誌で夜逃げ屋という職業があるのを知り、瀬戸際だったので駅の公衆電話を使って依頼してみました。
夜逃げ屋の人の話では、「恐らく、あなたのアパートの電話は盗聴されています。アパートの周りにも夜逃げを警戒している人が張り込みをしています」と言われました。
そういえば、何をしているのかよくわからない人達が、アパート周辺でよく見かけると思いました。
「奥さんに話を伝える時は、筆談でお願いします。私もそちらのアパートを見て逃亡方法を練ってみます。数日後に連絡してください。」と夜逃げ屋が言いました。
妻に筆談で教えると驚きましたが、話が読めて来たらしく頷きました。
窓を開けてみると、確かにこの部屋を監視していそうな人が何人もいました。私と妻は、静かに逃げる準備を進めました。
3日後に駅の公衆電話を使い夜逃げ屋へかけてみると、「闇金から夜逃げする準備が整いました。
明日の夜10時に奥さんにアパートの外のトイレに入ってもらいます。そこの窓から外に出れば誰にも見られません。」
私はどうすれば?と聞くと「あなたは駅近くのラーメン店に入って下さい。そこのトイレの窓から逃げて私の車へ」と言われました。
すぐに妻の元へ行き、その事を伝えました。私と妻は無事に逃げ出せました。
逃亡先に軽い仕事と規模が小さい住居もありました。夜逃げ屋の人が用意してくれました。
【体験】ドラマのような光景が忘れられない
両親の仲が悪くなった頃、沢山お金が必要になった事があったそうです。
当初は金融機関からお金を借りたのですが、結局それでは足りなくなり、母は闇金からお金を借りる事にしました。
「きっと何か問題が起きてしまう」と思っていたそうですが、背に腹は代えられないという事で借金をしたそうです。
実際に闇金から厳しい取り立てが有り、近所の人にも迷惑をかけてしまう状態になりました。
私自身は子供だったので、その様子を見ているしかありませんでしたが、厳しい取り立ての様子が凄く怖かったのを覚えています。
目の前で繰り広げられるドラマの中の様な様子は、幼い私にとっては衝撃的でした。
結局、母はその状態から脱出する為に夜逃げをする事にしました。
とはいっても、闇金から夜逃げするのはそんなに簡単な事ではなかったようです。
幸いにも我が家の場合は協力者がいたので、その人に助けてもらいました。
夜逃げをした後は、元の生活に戻る事が出来ませんでした。
学校は仮入学と言う状態で、何より目立たない様にひっそりと生活する必要がありました。
親戚の所には、我が家の居場所を聞きに闇金が来たという事で、結局は迷惑をかけてしまいました。
聞きに来た事実は、後から知った事ですが、闇金から夜逃げと言うのはかなり難しいというのを体験から学びました。
【体験】夜逃げから1年、やっとスタート!
大学を卒業して間もない23歳の時、父親が経営していた会社が倒産し、着の身着のままで家を出ることになりました。
いわゆる夜逃げというやつですが、事前に何も知らされておらず、本当に寝耳に水のことでした。
黙ったまま旅行バッグに下着や衣類を詰め込みながら、私の頭の中は真っ白でした。
深夜、両親と私の3人で持てるだけの荷物とともに、父親の車に乗り込みました。
そして200キロほど離れた地方都市での生活が始まりました。
見知らぬ場所で始めた生活では、若い私が一番柔軟に動くことができました。すぐにバイトを探し、その日から働き始めました。
50代の母親はパートを見つけて働きましたが、父親はどうにもなりません。
アルバイトの掛け持ちをして、体はクタクタに疲れていました。
狭いアパートの中で1人、来る日も背中を丸めて過ごす父親には家事を担当してもらう事にしました。
半年後、やっと父親と向き合い説得することができました。迷惑をかけた人達に謝り、自己破産の手続きをしました。
沢山の人達に助けてもらい、住民票も移し、正式に引越しました。どんなに辛くても、責任はとる必要があります。そうしなければ前に進めません。
最後に
夜逃げのリアルな体験談をお伝えしてきました。
夜逃げに成功したとしても、待っているのは人目を気にして、ひっそりと暮らす生活です。
逃げずに債務整理で人生をリセットする方法もあります。

借金に立ち向かう勇気を持つことが大切ではないでしょうか。
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