- 周到な事前準備が大切
- 誰にも気付かれない夜中がねらい目
- 当座の資金を確保しておく
- 携帯電話は着信拒否にする
- 支給物返却や退職願いの準備
実際に行ってみたら、聞いていた条件と違っていた場合、どうやって辞めようか悩むでしょう。
または仕事がキツくて、とてもじゃないけど働けない、これは夜逃げしかない!と決断した時に、追跡されないための注意点をお伝えしていきます。
周到な事前準備が大切
夜逃げをする際は、事前にしっかりと作戦を練る必要があります。決して思い付きではやらないことです。
なぜなら逃げたものの、その後の生活が成り立たなくなって、途方に暮れてしまうからです。
次の事は最低限決めて準備しておきましょう。
- 夜逃げをする日(給料日や賞与の後などがお勧め!)
- 夜逃げしたら行く場所
- 荷物をまとめておく(荷物が多い場合は事前に宅配で送る)
まず、夜逃げをしたら行く場所の確保が必要です。真っすぐ実家に戻って、直ぐに会社から連絡が入るなどということも有り得ます。
実家へは事前に連絡して、辞めたことも知らないし戻っていないと、口裏を合わせてもらうようお願いしておきます。または、入社時に保証人がいれば、その人へも同じようにお願いしておきます。
荷物が多い場合は、先にこっそり送ることも考えましょう。宅配会社の営業所止めにしておけば良いでしょう。
夜逃げをする際に荷物が多いと、動きに支障がでてしまうからです。
不用品などは、リサイクルショップに売るなどして、極力荷物は少なくしておきましょう。
夜逃げをする日も、いつがベストかよく検討することが大切です。できれば給料日後がお勧めです。
契約不履行だ!損害金だ!と、理由を付けては給料から天引きされる可能性があるからです。
場合によっては、給料をもらえない事も覚悟しておきましょう。
誰にも気付かれない夜中が狙い目
余り目立たない夜中に決行するのが望ましいでしょう。誰もが寝静まった午前1時~3時位の間が一番狙い時です。
同室の者がいたり、門限があって夜中に寮を出ることが危険であれば、仮病を使い仕事を休んで、他の者が仕事に行っている間に逃げましょう。
仕事中であれば、誰も追いかけては来ません。当然、逃げることを同僚に気付かれないように注意が必要です。絶対に怪しまれないようにしましょう。
もし、信頼のおける友人がいて、協力を買って出てくれた場合は、車で寮の外まで迎えに来てもらいましょう。誰かに気付かれても速攻で逃げられます。
また、後から連絡が来ないように、私物は何ひとつ残さず、キレイに全て持って出ましょう。
当座の資金を確保しておく

当座の資金を確保しておくことが必要です。
行く場所が確保できない場合に、ネットカフェやカプセルホテルなど、短期間滞在するための資金が必要になります。
潜伏するにもネットカフェなどは最適です。当座の生活をしていくための資金も必須です。
また、賃貸のアパートなどを借りる際も、礼金・敷金の入居費用が必要です。
割高ですが、マンスリーマンションは家財道具が全て揃い、面倒な入居費用が掛からないので、短期であればポイントが高いでしょう。
資金は無駄には使えないので、次は何をするのか考えて行動する必要があります。また住み込みの仕事を探すのか、それともアパート契約をして仕事だけを探すのか。
今後の生活を考慮しながら資金の遣り繰りをしましょう。
携帯電話は着信拒否にする

突然いなくなれば、会社から連絡が入るのは言うまでもありません。
怒鳴られたり嫌味を言われたり、戻ることを強要されたら、何のために逃げたのか分からなくなります。辞めてまで文句を言われては、たまったものではありません。
会社の人と話すだけでも不快な気分になり兼ねませんから、携帯電話は当分の間着信拒否にしておきましょう。
大手キャリア3社では、ドコモが無料でauとソフトバンクは月額100円で、着信拒否設定ができます。
お金がかかりるのは嫌だという方は、携帯電話の電源を切っておきましょう。
支給物返却や退職願いの準備
制服や作業着など、会社からの貸与品は必ず返却するようにします。返さないと、後から振り込まれる給料から差し引かれる事があります。出来ればクリーニングして返却しましょう。
また、辞める意思を伝えるためにも、退職願を提出しましょう。理由は一身上の都合など、ありきたりな文章で構わないでしょう。
社員証や健康保険証も返却します。同時に退職書類を送って欲しい旨を伝えます。
次のものは再就職にも必要になります。
- 健康保険資格喪失証明書
- 離職票
- 源泉徴収票
仕事を退職すると、健康保険について3つのパターンが選択できます。
- 国民健康保険に加入
- そのまま健康保険の任意継続
- 親族が加入している社会保険の被扶養者になる
健康保険資格喪失証明書は、国民健康保険の加入手続きに必要になります。従前の健康保険では、2年間に限り任意継続することが可能です。
また、もし実家などに戻る場合は、一時的に親族の被扶養者になる方法もあります。離職票は、失業手当をもらうために必要な書類です。
失業手当の給付額は、勤務期間や年齢、給料などによって違ってきます。自己都合の退職か、会社都合の退職かによっても変わってきます。
短期間の就労であれば、残念ながら失業手当はもらえません。その場合離職票も不要になります。
失業手当が受給できるのは、離職日以前の2年間に、被保険者期間が12ヶ月以上あり、尚且つ就職を希望している人になります。
該当する場合は、住所管轄のハローワークに行き、手続きすることになります。
最後に源泉徴収票ですが、年末調整または申告に必要になりますから、後から依頼するよりも、最初にもらっておくと良いでしょう。
会社によっては、これらの書類を初めから発行してくれない場合があります。請求によって始めて引き渡しがあることも多いでしょう。
逃げてきた会社に、何度も連絡しなくて済むようしっかり請求しましょう。
さいごに
会社の寮から夜逃げして、追跡されないために注意すべきポイント5選をお伝えしてきました。
用意周到な「作戦と準備」こそが、逃げ切れるポイントになるでしょう。

損をしないように、しっかり書類の請求をすることをお勧めします。
夜逃げに関する内容について
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