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  • 「借りパク師」とは?
  • ヤミ金から逃れる方法は?
  • 闇金への借金を支払わずに済ませたい?

ヤミ金の敵と言われているのが「借りパク師」です。「借りパク師」とはどういった人を言うのでしょうか?

 

「借りパク師」の実態や、「借りパク師」がヤミ金から逃れる方法などについて、お伝えしていきます。

「借りパク師」はどんな人?

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聞き慣れない言葉ですが、元々の語源は若者がゲームソフトを借りて、

 

そのまま返さない事を「借りパク」と言ったことから始まっています。

想像できると思いますが、「借りパク師」はヤミ金からお金を借りて返さない詐欺師であり、初めから返済するつもりがなく、計画性のあるものです。

 

そもそも「借りパク師」は、ヤミ金が違法な金融業者であることを逆手に取っています。

 

正規の登録のない貸金業は「貸金業法違反」になり、高利の貸付は「出資法違反」になることを知っているからです。

 

出資法では、年利109.5%を超える利息を取った業者は、懲役や罰金が科せられ、その契約は無効とされています。

 

ヤミ金の場合、よくテレビなどでも聞くように、トイチ(10日で1割)やトサン(10日で3割)、またはそれ以上の利息を取っているからです。

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これは、民法708条の「不法原因給付」に当たります。

不法原因給付(ふほうげんいんきゅうふ)

不法な原因に基づいて行われた給付のこと。博打に負けたほうがお金を払う約束をして、負けて払った場合などがこれにあたる。このような契約は、それ自体公序良俗違反で無効だから、払ったお金の返還を請求できるはずだが、民法上不法原因給付を行った者はその返還を請求できないとされている。これは、返還請求を認めると、反社会的な行為を行った者を法が保護することになり、妥当でないためである。

出典:weblio辞書「民法基本用語に関わる用語」

 

よって契約は無効とし、借金を踏み倒して支払いをしないのが「借りパク師」の手口です。

 

しかし、いくらヤミ金が返還請求できないとしても、「借りパク師」の行為は非常に危険だと言えます。

 

また、「借りパク師」は確信犯ですから、詐欺罪として訴えられてもおかしくありません。

 

「借りパク師」がヤミ金から逃れる5つの方法

「借りパク師」と言われる人は、どのような方法で借金を踏み倒すのでしょうか。

 

回収に力を入れているヤミ金から逃れるのは至難の業です。

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「借りパク師」がヤミ金から逃れる方法に入る前に、

 

ヤミ金の形態や申込みについて確認してみましょう。

 

ヤミ金の形態

ヤミ金には様々な形態があります。

 

実際に店舗を構えているヤミ金もあれば、完全に電話だけで対応するヤミ金もあります。

 

手口も色々ありますが、下記のような特殊なものもあります。

「押し貸し」

契約をしていないのに、銀行口座に現金を振り込んできて高利を請求する。

「090金融」

固定電話を持たず、チラシには業者名と携帯電話番号しか載っていない。小口の融資を高金利で行う。

「紹介屋」

多重債務者に対し、個人情報の内容が悪いので自分のところでは融資できないが、他店を紹介すると持ちかけ、紹介料を取る。

「整理屋」

多重債務者の借金を整理し、解決すると手付金をもらい、そのまま整理はしない。

その他にも悪質なヤミ金が多数いますので、十分な注意が必要です。

 

ヤミ金への申し込み方法

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直接店舗または電話での申込みになります。

 

店舗の場合は、自筆で申込書を記入していきますが、

 

電話の場合は相手の質問に答えていく形になります。

申込時に確認される内容は、正規の消費者金融とほぼ変わらず、以下のような内容になります。

  • 氏名・住所・生年月日
  • 住居の形態・居住年数・家賃
  • 電話番号・携帯番号
  • 勤務先・勤務先の住所・電話番号・給料日・給料の金額
  • 家族・両親・兄弟の住所・連絡先・勤務先
  • 他社の借入状況
  • 希望金額・利用目的・口座番号

通常の消費者金融などと違っている点は、両親や兄弟の連絡先を確認しているところです。

 

本人から取立てが出来ない場合も想定しているのでしょう。何としても回収する、ヤミ金らしい内容です。

 

とことん追いかけるヤミ金から逃げ切るのは厳しそうです。

 

「借りパク師」がヤミ金から逃れる方法

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実際に「借りパク師」と言われる人が使う手口には、どのような方法があるのでしょうか。

 

使われている主な5つの方法をお伝えします。

偽名を使う

全く関係のない第三者になりすまし、偽名を使って借入します。近頃は本人確認のために、免許証などの画像をメールで送るよう指示される場合があります。

 

その対策として、偽造免許証を作成しているサイトを利用する方法があるようです。

 

しかし免許証の偽造は明らかな犯罪です!絶対に真似しないようにして下さい。偽名を使う事も詐欺です!

 

また、お金を借りる場合に必ずあるのが在籍確認です。それらに対応するアリバイ屋と言われる業者を使う場合もあるようです。

 

応答後転送サービスや逆転送サービスなども対応しています。

 

プリペイド式の携帯電話を使う

携帯電話は使い捨てのプリペイドを使用します。

 

本人特定が出来ないようにして、連絡がとれないようにすることが目的です。

 

返済の催促など、煩く連絡が来ることを避けるメリットもあります。

 

家族や親戚などの連絡先が必要ないヤミ金から借りる

やはり「借りパク師」の心情としては、家族や親族は巻き込みたくないものです。

 

簡易な内容で融資しているヤミ金もあります。「借りパク師」はそういったヤミ金を狙います。

 

取立てが来たら警察に被害届を出す

身の危険を感じたら、即座に警察に逃げ込んで被害届を出すのが「借りパク師」です。

 

平成15年にヤミ金融対策法が成立し、取立て行為の規制が強化されました。

 

それにより違法な取立ては被害届を出しやすく、警察も受理しやすくなりました。

 

取立てから身を隠す

僻地など、全く見当のつかない場所へ身を隠します。

 

住民票はそのまま移動しなければ、手掛かりがありません。海外逃亡も1つの方法です。

 

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時効という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

時効には消滅時効と取得時効の2種類があります。

 

借金の場合は消滅時効に該当し、法人ではないヤミ金は、10年の経過で消滅時効が成立します。

 

法人化しているヤミ金の場合は、5年の経過で消滅時効になります。

「借りパク師」がヤミ金から逃れる方法などについてお伝えしましたが、「借りパク師」のような行為は絶対にやってはいけません。

 

ヤミ金の取立ては、暴力的な行為がなされる場合もあり、非常に危険です。

 

もし、ヤミ金から借入してしまった時は、弁護士や司法書士などの法律家に相談することをオススメします。