- ウシジマくんの実在モデル
- 天生翔の実在モデル
- 清栄真実の実在モデル
- 彫師の実在モデル
- 上原まゆみと神堂大道のモデル
真鍋昌平の漫画『闇金ウシジマくん』は、小学館の『ビッグコミックスピリッツ』で2004年から不定期に連載されています。
ドラマ化や映画化もされている人気漫画ですね。そんな『闇金ウシジマくん』に登場する人物の、実在モデルについてまとめていきます。
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Contents
ウシジマくんこと丑嶋馨の実在モデル

主人公の丑嶋馨は、冷静沈着でありながら非常で残酷な性格です。
相手が誰であろうと容赦ありません。しかし、分相応な生き方をする者や、どん底から這い上がろうとする者には情けを見せます。
主人公のウシジマくんの実在モデルはトキタセイジ氏。
- 生まれ:1971年
- 出身地:東京
- 学 歴:外国語専門学校1年中退
- 職 歴:街金→消費者金融→高利貸→独立
現在は金融業を引退して不動産業と企業顧問をしています。トキタセイジも闇金業者時代に使った数ある偽名の1つだそう。
法定金利内で営業していた街金から、中堅の消費者金融に転職してから頭角を現したトキタセイジ氏は、配属された支社を全国ワースト2からトップ2に引き上げた実力の持ち主でした。
同僚から言われた「トキタさんのやり方なら闇金のほうが稼げるんじゃないか」の言葉を切っ掛けに、高利貸へ転職し、更に25歳の時に独立しています。
それから13~14年は闇金を経営していたそうです。パピヨンを相当数飼っているとの事で、漫画ではウサギを飼っている設定になっています。
真鍋昌平氏の取材の際には、実際の債務者にも会わせているそうです。「闇金ウシジマくんモデルが語る路地裏拝金エレジー」という本も出版されています。
天生翔(テンショウカケル)の実在モデル

ネットビジネスを舞台にしたフリーエージェントくん編には、
天生翔というキャラクターが登場します。
ネオヒルズ族の与沢翼氏(よざわつばさ)
- 出身地:埼玉県
- 生まれ:1982年11月11日
- 学 歴:早稲田大学(高校中退して大検)
- 職 歴:アパレル通販サイト経営→破綻→アフィリエイト会社→破綻→デイトレーダー事業
地元埼玉の暴走族をしていた与沢翼氏が、大検を受けて早稲田大学に入学します。
実家は旅館業を営んでいたことから、幼少の頃から商売が身近にありました。
商才に長ける与沢翼氏は、現在は株式会社YOZAWA TSUBASA Holdings、株式会社フリーエージェントスタイルホールディングス、株式会社All of me(オールオブミー)の代表取締役社長をしています。
「秒速で億を稼ぐ男」などと言われていました。当初は派手な生活ぶりで有名でしたが、車もフェラーリ、ベントレー、ロールスロイスなどに乗っていました。
『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』や『スーパー フリーエージェントスタイル 21世紀型ビジネスの成功条件』など他にも著書があります。
2016年7月に結婚し、お子様も誕生しています。現在はドバイに移住しています。
清栄真実(キヨサカマコト)の実在モデル

同じくフリーエージェントくん編に登場した清栄真実は、天生翔の右腕的存在です。
漫画も実生活とかなり近い設定になっています。
ネットビジネス界で有名な土屋ひろし氏
- 出身地:広島県
- 生まれ:1978年
- 学 歴:大阪の大学(学校名不明)
- 職 歴:日雇いの派遣→アフィリエイト→起業
今やネオヒルズ族として知られている土屋ひろし氏も、大学卒業時には就職が決まらず、日雇いの仕事をしながらゴミ拾いをしていたとか。
そんな土屋ひろし氏の人生を変えたのが堀江隆文氏のセミナーでした。当時の土屋ひろし氏にしたら高額な講演料を、意を決して聴きに行ったそうです。
初めてアフリエイトで得たお金は140円だったと言います。それから収入が増えていき、月に180万円稼げるまでになったそうです。
わずか4畳半のワンルームから、ネオヒルズ族にまで昇りつめました。土屋ひろし氏といったら、赤いフェラーリが印象的です。
『闇金ウシジマくん』でもフェラーリに乗って登場していますね。現在は日本投資教育出版株式会社を始めとする11社を経営しています。
彫師の実在モデル

ウシジマくんの実在モデルであるトキタセイジ氏と、
漫画家の真鍋昌平氏を繋いだのも、彫師の実在人物の存在があったからです。
ウダPAOマサアキ氏
- 出身地:神奈川県
- 生まれ:1973年
- 中国人の父と日本人の母の間に生まれます。
ストリートプロライダーを引退後、独学でタトゥーを始めて、現在はタトゥーアーティストとして活躍中です。
ウダPAOマサアキ氏の著書「タトゥー・セラピー」の装丁画は、もちろん『闇金ウシジマくん』の漫画家である真鍋昌平氏です。
上原まゆみと神堂大道のモデル

ウシジマくんシリーズ3のエピソード洗脳君編もモデルがあります。
ある実際に起こった事件をモデルにしています。
「北九州監禁殺人事件」
この事件は北九州市の小倉で起きた事件で、事実が発覚したのが2002年でした。非常に残虐な事件であり、拷問や虐待でマインドコントロールされ、6人の殺害と1人の傷害致死が実行されました。
余りに悲惨な事件のため、報道規制がかけられたことから、事件の知名度が低いようです。主犯格である松永太は自分では一切手を下さず、支配下に置いたものに命じて虐待や暴力を繰り返します。
そうして心身ともにマインドコントロールしていきます。食事をまともに与えず、トイレも制限し、睡眠は台所や浴室でごろ寝、そして通電の電気ショックです。
『闇金ウシジマくん』では結婚詐欺から始まり、家族も巻き込み肉体も心も追い詰められて洗脳されていき、借金をさせられるといったストーリーになります。
実際の事件と違う点は、亡くなったのが父親1人であること。そしてウシジマくんが犯人に制裁を加え、家族の洗脳を解くところでしょうか。
実在する事件がモデルだけに、リアルな内容になっています。漫画よりも遥かに残酷な事件です。
まとめ
『闇金ウシジマくん』の作家真鍋昌平氏は、リアルな作品に仕上げるため、しっかりとした取材を欠かさないといいます。
真鍋昌平氏の徹底した取材や、実在人物をモデルにすることで、リアリティが生まれるのでしょう。

『闇金ウシジマくん』に登場する濃いキャラクター達から、今後も目が離せませんね。
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