- 不動産投資のメリットとは?
- 夜逃げの物件はなぜ格安で買い取れる?注意点はどこ?
- 不動産投資において気を付けておくべきポイントとは?
”投資”と言えば様々な方法がある中で、不動産投資を考える人も多いですよね。
そんな中、新築や中古の不動産など投資不動産のかたちもそれぞれですが、夜逃げの物件であれば特に格安で買い取る事ができると人気です。
その理由は、何故でしょうか。
今回は、そんな不動産投資における格安物件の実態や、不動産投資におけるノウハウをご紹介したいと思います。
不動産投資のメリットとは?

まずは、不動産投資におけるメリットとはなんでしょうか。
- 不労所得が得られる
- 年金の代わりになる
- 少額の資金で始められる
- 生命保険の代わりになる
- 計画的に資産を作れる
不動産投資が初心者の人にとっては、”不動産投資おすすめだよ”と言われても具体的にどんなメリットがあるのかわかりませんよね。
しかし、一般的には上記の5つが主なメリットだと言えます。
不動産投資の仕組み

では、不動産投資の仕組みを見ていきましょう。
不動産投資で収入を得る為には、主に2パターンがあります。
- 家賃収入(インカムゲイン)
- 売却益(キャピタルゲイン)
インカムゲインとは、第3者に賃貸物件を貸し出して、入居者から家賃収入売却を得るスタイルです。
一方、キャピタルゲインとはあらかじめ売却することを目的に投資し売却益得るスタイルとなっています。
”投資”と”投機”
また、不動産投資には”投資”と”投機”という言葉がよく使われます。
わかりやすく言えば、ローリスクのものを”投資”、ハイリスクのものを”投機”と考えると良いでしょう。
不動産投資においては、家賃収入(インカムゲイン)が投資に当たり、売却益(キャピタルゲイン)が投機に当たる事も覚えておきましょう。
初心者には家賃収入(インカムゲイン)がおすすめ
このうち、どちらがおすすめかは一概には言えません。
しかし、売却で利益を得るのは不動産投資に詳しい専門知識のある人でもかなり難しいといわれています。
- 値上がりが期待される物件を選別する
- 市況を見極める
売却で利益を得る為には、このような目利きがきちんとできなければ逆に損をしてしまいます。
だからこそ、不動産投資の初心者であれば家賃収入(インカムゲイン)での不動産投資がおすすめと言えるのです。
夜逃げの物件はなぜ格安で買い取れる?注意点はどこ?
そんな、不動産投資初心者には、格安で買い取れる夜逃げの物件がおすすめと言われています。

では、なぜ安く買い取れるのでしょうか。
夜逃げ物件の価格
夜逃げ物件は、通常の価格の2割〜3割、多い時は半額ほどの価格で購入する事ができる場合もあります。
しかし、このような夜逃げ物件にはそれなりに安い理由があります。
- 買い手が付きにくい
- リフォーム代が結局掛かる
- 近所の目が冷たく住みずらい
このように、夜逃げ物件には様々な理由があるからこそ、通常よりは安く購入できる事が多いです。
だからこそ、きちんと理解して購入すれば得する事もありますが、そうでない場合は失敗となる事もあるのです。
夜逃げ物件を買入れる際の注意点
では、初心者でもどんな点に注意すればよいのでしょうか。
夜逃げとなった理由は何?
夜逃げによる物件は、同じ中古でも前の住人が転勤や買い替えで売りに出たものとは違い、トラブルを抱えたものも多いです。
いくら安いからと言っても、夜逃げとなるとその理由をわかる範囲で把握しておくことで、後々のトラブルも防ぐ事ができます。
- 転勤や買い替え
- 消息不明
- 借金や不義理
このように、その物件を債権者に引き渡しても相殺できない額の借金があったからこそ、前の持ち主は夜逃げしたという事が基本的には考えられます。
つまり、転勤や買い替えなどでの売却とはと違い、何かと面倒な事も多いので通常より安くなっていると考えられます。

借金のカタになっている事もあります。
抵当権はどうなっているか?
夜逃げ物件を買い取る際は、その抵当権がどうなっているかも大事なポイントです。
金融機関から住宅ローンなどを借りて不動産を購入すると、その担保として物件の登記記録(土地・建物)には抵当権が設定されます。
この抵当権の設定は、引き渡し後も抹消しないままで残しておくことは、条件が揃いさえすれば可能です。
特に、夜逃げ物件などには抵当権が複数付いていると思うので、それがすべて抹消されているかも確認ポイントです。
なぜなら、売買と同時に抵当権も含む全ての権利が抹消されないものは止めた方が良いからです。
これは、仲介業者が用意していても自分で法務局で最新の土地と建物の不動産登記簿謄本を取りましょう。
そうしないと、既に別のところで売買契約ができあがっていて登記してない二重売買だったりする場合もあるのです。
家財道具を撤去するのはだれか?
また、夜逃げと言えば身一つで出ていく為、家具などの私物はそのままになっていますよね。

家財道具は、差し押さえの対象にもなりません。
また、勝手に撤去はできない上もし廃棄してしまって、後々裁判になったら法外な値段を要求される可能性すらあるのです。
だからこそ、家財道具を撤去するのはだれか、その方法やながれも弁護士などを立ててきちんと明文化しておく事がおすすめです。
このように、夜逃げ物件のような安物件にはそれなりに安い理由があるのも事実です。
しかし、実際にお得な価格で夜逃げ物件を購入し問題なく不動産投資を行なっているのも事実です。
その為にも、このような格安物件を検討する際は弁護士か司法書士に相談する事がベストです。
不動産投資において知っておくべきポイントとは?
では、夜逃げ物件を含む不動産投資において、初心者が気を付けておきたいポイントもご紹介しておきましょう。
正しい知識を身に付ける
不動産投資には、きちんとした専門知識があるに越したことはありません。
なぜなら、不動産投資においては理解できない言葉や指標が沢山出てき、その意味を理解しないまま不動産投資を行う事で失敗するリスクが高まってしまうのです。
”資金さえあれば不動産投資はできる”と単純に考えて失敗している人はたくさんいます。
もちろん、夜逃げ物件など格安に買い取った不動産に対してもそれは言える事です。
だからこそ、最低限の知識を自分で学ぶか専門家に相談するなどの姿勢が大切です。
不動産投資に安定はないと思う事
不動産投資は、良い物件さえ手に入れれば”将来安泰”と思っている人が多いです。
しかし、そんなに甘いものではなく不動産は購入してからが本番ともいえます。
- 想定外の空室
- 金利の上昇
- 物件(家賃)の下落
- 災害
このように、不動産投資には予測できない事がたくさんあり、購入時に想定した維持費をはるかに超える費用が掛かってしまう事もたくさんあるのです。
だからこそ、あらかじめ予測できるリスクだけでもきちんと想定し対策をしておいた方が良いといえるのです。
不動産投資会社はしっかりと見極めて選ぶ
一般的に、良さそうな物件があった際には不動産投資会社へ依頼を出しますよね。
しかし、消費者センターにおいて不動産投資に関する苦情相談が多いのは、この不動産投資会社についての事であると言われています。
中でも多いのが、”特に修繕の必要はない”と言われ購入した後に自分の物件を確認したところ、大規模な修繕をしないと借り手が付かないという状況であった場合などです。
特に、夜逃げなど比較的最近まで入居者がいた場合の不動産は、ずっと借り手が付かないまま期間が経っている不動産に比べて”そこまで傷んでいないだろう”と思いがちです。
もちろん、新築であれば問題ないのですが、悪質な不動産投資会社の場合このような嘘をつく業者もいるようなので、中古物件を購入する際は特に気を付けなければいけません。
このように、”不動産投資”は購入した後も様々な問題が起こる可能性の方が多いと言えます。
だからこそ、しっかりとした知識や対策を取る事が大切なのです。
さいごに
いかがでしたか。今回は不動産投資についてや、夜逃げの物件は格安で買い取れる理由についてご紹介しました。
こうしてみると、不動産投資はきちんとした専門知識を持って行う事が一番である事がわかりますね。
だからこそ、あらかじめ自分で知識を高めたり専門家に頼るなどすることをおすすめします。
こういったポイントを参考に、しっかりと利益のある不動産投資で成功できるようにしましょう。
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